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『ウォータージェット』とは

ウォータージェットとは何でしょうか

ウォータージェットと、​アブレイシブウォータージェットがある

ウォータージェット切断とは、高圧の水流を利用して、原料を細いラインで侵食し、分断することです。

高圧水だけで発泡体などの柔らかい材料を切断するのはウォータージェット、金属や石材などの硬い材料を切断するためにウォータージェットに粒状(通常はガーネット)研磨剤を追加して切削力を増大させたものがアブレイシブウォータージェットです。

アブレイシブウォータージェットの研磨剤はノズルで混合するため、簡単に切り替えることができます。この柔軟性によってウォータージェットマシンの汎用性が増大し、発泡材料等柔らかい材料の切断の次に、簡単な段取り替えで工具鋼やチタンなどの難削材の切断ができます。

ウォータージェット切断加工機はどのような機械構成なのでしょう

主なコンポーネントは3つ

システムは主に、カッティングテーブルと高圧ポンプ、コントローラーで構成されています。

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カッティングテーブル​は、ノズルとガーネットホッパーを取付けたZ軸と、X-Y軸と、下にキャッチャータンクを備えた機構です。

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ポンプは加圧水を提供します。

2 Maxiem_2060_rev1

コントローラは、システム操作、制御、ノズルの位置決めにソフトウェアを使用します。

どのように切断されるのでしょう

ポンプで加圧されノズルから出る高圧水は、非常に高い速度で材料に向かって加速されます。これにより、水流が高い運動エネルギーを持つことが可能です。この高速で移動する水流が材料に衝突することで、材料表面の分子結合が破壊され、材料が切断されます。

水だけではなく、水流に混ぜられた研磨剤により、切断効果が向上し硬い材料の切断が容易になります。

ウォータージェットで切断できる素材は

 ウォータージェットは、アルミニウム、ステンレス、真鍮、銅、炭素繊維複合材、セラミック、ガラス繊維、ガラス、花崗岩、ケブラー、大理石、チタン、タングステン等々、ほぼすべての材料を切断することができます。

​研磨材を使用しないウォータージェット切断では、食品の加工においても使用されています。

アブレイシブウォータージェットの特徴は

  • アブレシブウォータージェットは素材に熱影響を与えない非接触の切断プロセスなので、有毒なガスも発生せず、素材を変質させません。磁性体の切断にも適しています。

  • 切断時に素材に与える応力も小さいので、歪みなく切断します。薄い材料や脆弱な材料の加工に適しています。

  • 厚物の切断にも適しています。常時18インチの材料を切断しているOMAXウォータージェットユーザーがいます。

  • アブレイシブウォータージェットでは切断作業のセットアップが迅速かつ簡単です。

  • 材料を重ねて同時に切断もでき、異素材を重ねても同じように切断可能です。

  • 有害なガスを発生しません。

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